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救援アピール

 

●阪神大震災 全国の高校生徒会への「救援アピール」

この度、兵庫県南部を襲った『兵庫県南部地震』(通称:阪神大震災)は、一瞬に して近代都市を壊滅状態に陥れました。

私たちの地域も含めた阪神間では多数のビルや住宅が崩壊し、火災が発生したり、 新幹線や高速道路の高架部分の落下や、電車の脱線事故も相次ぎました。しかも、こ の地震による5000人以上の死者の9割の死因が、住宅倒壊による圧死という恐ろ しい結果となりました。その中には、将来に夢や希望を持った高校生の尊い命もあり ました。また、九死に一生を得た人達は、いつまで続くのかわからない余震や、二次 災害におびえ、布団の中に入っても眠れず、お風呂にも入れず、おにぎりの配給を待 ちわびる本当に厳しい避難生活を送っているのです。本当に安心して暮らせる日がい つになれば到来するのでしょうか。

私たちの住む尼崎市内も被害は少なかったとはいえ家屋が倒壊し今だに避難所から 通学している高校生や、断水などで不自由な生活を余儀なくされていたり、親類や友 人をこの被災で亡くしてしまったという人も数少なくありません。しかし、神戸市の 被害に比べればまだ私たちには援助の手を差しのべてあげられる力は残っています。

そこで私たち尼崎市内高等学校生徒会交流会は全国の高校生徒会役員の皆さんと共 に自分達に何ができるのかを考えて、お互いに積極的な支援活動をしていこうと思い ます。全国からの救援物資や復旧活動、ボランティアの必死の救援活動に助けられな がらがんばって生きていこうとしている高校生達に、以下の支援をよろしくお願いし ます。


1995年1月28日(土) 尼崎市内高等学校生徒会交流会




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